フィルムカメラは、実は新しい。
その昔、カメラといえばフィルムで撮影をするのが当たり前でした。
デジタルカメラが主流の今、レトロで味のある仕上がりが注目され、フィルムカメラでの撮影が「逆に新鮮!」という愛好家が増えています。
フィルムカメラの楽しさを考えてみましょう。
3つのポイント
❶フィルムカメラのワクワク感!?
❷フィルムカメラの操作方法
❸使い捨てカメラやインスタントカメラも
❶フィルムカメラのワクワク感!?
デジタルカメラは、カメラ本体もしくはパソコンで、どんな写真が撮れているのかを画面ですぐに確認することができますが、フィルムカメラはそれができません。写真屋さんにフィルムを預けて現像してもらう必要があります。
フィルムは「36枚撮り」など、複数撮影が基本ですから、フィルム1本を撮りきるまで現像に出すことすらできません(途中で止めるのももったいないし。。)
そのちょっとした”不便さ”が妄想を掻き立てられるようで、フィルムカメラ全盛期を知らない若者の間で静かにブームが来ています。
フィルムカメラのファインダー越しに見た世界が、思った通りに撮れているのか、それともフィルムカメラを通したことで違った世界が広がっているのか、写真として出来上がるまで待つ間のワクワク感は、デジタルカメラでは味わえない醍醐味ですね。
※フィルムカメラで撮った写真のレトロ感がたまらない。なんだか懐かしい気持ちになります。
❷フィルムカメラの操作方法
デジタルカメラは、フィルムカメラをベースにして作られています。ですので、デジタルカメラの撮影方法が分かっていれば、基本的にはほぼ同じ操作で大丈夫。
一番の違いは、物理的にフィルムの枚数を消費していくこと。フィルムは1本につき何枚という風に撮影可能な枚数は限られていますので、デジタルカメラのように、気軽に何枚もシャッターを押すと、無駄に消費してしまう可能性もあります(=お金かかりますよね。。)
大袈裟ですが、1回のシャッターに魂を込めるくらいの気合が必要なのです!撮り直しはできません。
撮影したい一瞬のために、心を集中させる、モデルが最高の表情を引き出せるようにする、風が収まるのを待つ、夕日が沈む時間を逃さない……。
フィルムカメラを試したら、撮影への心構えが変わってくるかもしれません。
※そう考えると、デジタルカメラ以前の時代のカメラマンの技術ってすごいですよね。。。。
❸使い捨てカメラやインスタントカメラも
とはいえ、新しくフィルムカメラを買うのはお財布がイタイですよね。。。
「ちょっとやってみようかな」って思ったら、リーズナブルに取り入れられる、使い捨てカメラやインスタントカメラがおススメです。
1000円程度で買える使い捨てカメラ(例:写ルンです!)は、フィルム内蔵のカメラで、フィルムを使いきったら、そのカメラごと写真屋さんに現像に出します(その昔、めちゃくちゃ流行った時代があります!)。
現像は紙に焼くだけでなく、スマホに入れられるデータに加工してくれるサービスもあります。
出来上がった紙の写真を見て、「えええ、こんなふうに撮れちゃったのー笑」ってこともよくあります。
何しろ、「写ルンです!」の設定は、ISO400、シャッタースピード1/40秒に固定されていますから、何かが足りないなと思ったら「自分の足を使って動くしかない!」のです。
その動いた結果がこれ?と考えると、ちょっと面白いと思いませんか?
一方、インスタントカメラはその場の雰囲気を切り取って、プリントまでできてしまいます(例:チェキ)。一緒にいる人に渡すこともできる手軽さも人気の理由。フィルム独特の風合いのある写真も人気で、チェキ専門で撮り続けているフォトグラファーもいるほどです。
デジタルカメラのレンズのなかには、アダプターを付ければ、フィルムカメラと共有できるものもあります。
持っているデジカメのレンズで、フィルム撮影にチャレンジするのも楽しそう。そんな時は、写真仲間と一緒に計画すると、いろいろチャレンジできてもっと楽しいはず!